春アニメ

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Twitterにも書いた話。
例えば伊坂幸太郎の小説の、主要人物によい印象を与えたり影響を与えたりする女性は大雑把に言うとみんな「明るい」そして「ちょっと変わっている(個性的)」。
グラスホッパーの鈴木の嫁とか。
村上春樹の小説のヒロインというか、主人公の嫁だったり恋人だったり影響を与える女性は「美しい」そして「陰がある(なにかがある)」ということが多い気がする。
ノルウェイの直子や、世界の終わりの図書館の女の子や、ねじまき鳥のクミコとかね。
村上春樹作品には逆にもっととっつきやすくてサバサバした娘も結構いて、ノルウェイの緑ちゃんだったりねじまきのメイだったりとかがそうだと思うんだけど、結局主人公により大きい影響を与えているのは陰があるほうだなあと思うんだよねえ。
森見さんはもっと具体的でずばり「黒髪の乙女」なわけです。しかもショートからミディアムくらいの髪の長さ。これは聖なる怠け者の玉川さんもそう。
そしてやっぱり「ちょっと変わっている」。ちょっとどころじゃない場合もあるけど、ちょっとは少なくとも変わってる。

男性の作家の小説のヒロインは(厳密にはヒロインじゃなくても)だいたいパターンがあるなと思う。多分それは作家本人の好みとか理想とかそういうものを反映してあるんだろうなと思う。
まあそのほうが感情移入しやすいよね。たとえば私とかもPBWでキャラ作るときは好みのキャラで作るもの。

村上春樹の小説で裏表も屈託もなく底抜けに明るいヒロインは私が読んだ限りではいない気がするし、伊坂作品で始終陰鬱な女性が感じよく書かれていたこともない気がする。やっぱりそういう真逆の属性(?)の異性は、創作の中でもよい印象で書くのは難しいのかねー。

残念な話ですが私は上に挙げた作家さんの本を全て読んでるわけじゃなくて、そんなんでこんなこと書くのもアレだよなと思わなくもないけど、ふと気づいて、ああやっぱ人間ってそうだよなあ、と思ったり思わなかったりしたので、覚書のような気分で書いてみたわけです。

まあそういう真逆のキャラクターは想像しづらいよね。やっぱ書きづらいのかな。
えらい失礼な話になるかもだけど例えば三溝君がすんごい明るい快活な女子キャラをやるところとか、鈴たんがマッスル男子をやるところとかが想像できないのと同じような感じというか、人にはやっぱり向き不向きとか好き嫌いがあって、書きやすさもありますよな。
author by 七瀬
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